媛香蔵の物語 | 200年後の瀬戸内/愛媛へ
媛香蔵 15周年

瀬戸内/愛媛の風土を、一滴に込めて。

01. THE ORIGIN

消えゆく校舎と、山の彩り

瀬戸内
かつて仕事で訪ねた、瀬戸内・愛媛のへき地。三洋興産でのプール点検や配達を通して、私は多くの小中学校を巡りました。
そこで目にしたのは、自然豊かな地域ほど学校の統廃合が進んでいくという、寂しい現実でした。

「人がいなくなるのは、仕事がない、また対価が戻らないからだ」

地域の痛みを肌で感じたとき、一つの問いが生まれました。「この豊かな自然の中で、どうすれば幸せに暮らし続けられるか」
当時の自分にできることは何か。少しでも自然豊かな場所に対価を戻し、その価値を伝えるにはどうすればいいか。考え抜いた末、私は愛媛・瀬戸内の柑橘の香りにその可能性を見出しました。

地域の産物が、誰かの喜びになり、明日の糧になるように。媛香蔵(ひめかぐら)の香りは、あの時、校庭から見上げた瀬戸内の風景から始まっています。
02. HERITAGE

先人が遺した「柑橘」という宝物

柑橘山
「愛媛のみかん、美味しいよね」
私が東京で会社員をしていた頃、挨拶代わりに幾度となくかけられた言葉です。その一言に、私はハッとさせられました。

「あぁ、それまで先人が長い年月をかけて培ってきたブランドが、ここにあるんだ」

愛媛には「みかん」や「柑橘」といった、世界に誇れるかけがえのない資源がある。この誇りを,この価値を、絶やすことなく,また次の世代へと伝えていくことができれば!そんな溢れるような思いが、私の原動力となりました。

先人の知恵を受け継ぎ、新しい価値を乗せて届ける。媛香蔵の歩みは、愛媛/瀬戸内の「誇り」を未来へ繋ぐ挑戦とも思っています。
03. INNOVATION

「ジュース」ではなく「香り」を

蒸留
愛媛の柑橘は、間違いなく美味しい。青果、ジュース、缶詰、ゼリー……。そこには既に、素晴らしい加工品を作り続けている先人たちがいました。

「まだ誰も取り組んでいないことで、地域を元気にできないか」
そう自問自答していた時、ふと思い出したのは、部屋で何気なくアロマを焚いた時のことでした。柑橘は「食べる」楽しみだけでなく、その「香り」で人の心を一瞬で整え、幸せな気分にしてくれる力がある。

「私は、この『香り』を徹底的に追求しよう」
誰もが「味」を求めた愛媛の柑橘から、目に見えない「記憶」と「癒やし」を抽出する。それが、私の選んだ新しい挑戦の形でした。
04. VISION

愛媛/瀬戸内を 世界中の人が訪れてみたいという「場所」へ

ビジョン
瀬戸内・愛媛を、世界中の人々が一度は訪れてみたいと思う「場所」へ。
2000年頃に上陸したフランスの「ロクシタン」が、故郷オクシタニア地方の伝統を世界へ発信しているように。リスペクトと情熱を込めて、私たちはこのブランドを「媛香蔵」と名付けました。

15年前の小さな一歩は、今、確かな歩みとなって続いています。私たちの作る一滴が、愛媛の風景を未来へ繋ぎ、世界中の方々をこの美しい場所へと誘う架け橋になることを信じて。
05. FUTURE

200年続く未来のために

たとえ200年後の未来であっても構いません。私たちが今、大切に紡いでいるこの香りが、瀬戸内・愛媛の豊かな山々を守る力となり、いつか誰かの心を癒やす一筋の光になること。

それが、媛香蔵が描く究極のビジョンです。未来の愛媛に当たり前にある「風景の一部」になれるよう、今日も、誠実に、一滴ずつ歩みを進めます。
媛香蔵 15th Anniversary
GRATITUDE

15年分の感謝を、すべての方へ

この15年という月日は、私一人の力では到底歩めないものでした。

最高の素材を届けてくださる農家の皆様。
ブランドの想いを共に形にしてくれたスタッフ。
媛香蔵の価値を信じ、広めてくださったお取引先の皆様。
そして何より、私たちの「香り」を愛し、使い続けてくださるお客様。

関わってくださるすべての方々とのご縁が、媛香蔵の宝物です。

「これからも、誠実に、一滴ずつ。」

皆様への感謝を胸に、愛媛の香りで世界を癒やす挑戦を、これからも全力で続けてまいります。変わらぬご支援と、共に歩む未来を、どうぞよろしくお願いいたします。

2026年3月吉日 三洋興産株式会社 専務取締役
飯尾 健一
飯尾 健一
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